鼻水が出たりくしゃみが出たりお子さんのつらい症状が続いてませんか? それはひょっとしたらアレルギーの症状かもしれません。 今までアレルギーの症状についてあまり気にされてなかったり、アレルギー自体のことを考えてなかった人のほうが多いんじゃないでしょうか。
お子さんが鼻水やくしゃみをしていることはありませんか?またそのような状態を見ていることはありませんか? 鼻水が透明でずっと垂れていたり、その他 くしゃみを連発したり、目をこすっていたりすることはありませんか? お母さんが掃除をしていたりしてほこりが舞っているとき、お子さんがくしゃみをしたり鼻水が出たりしてどうにかしてあげたいと思ったことはありませんか?
くしゃみや鼻水が出たり、鼻が詰まって鼻声になったり、とてもお子さんが辛そうにしていることはありませんか?この時期はとても急激に気温が上がります。部屋の中は寒くて外は暑い、といった温度の変化がすごい中で、お子さんが鼻水が出たりくしゃみが出たり目がかゆくなって目をこすっていたりと、辛そうにしている姿を目にすることはありませんか?またお子さんだけでなく自分もそのような症状が少しでもあったりすることは今までありませんでしたか?
そんな悩みを持つお母さんはがいらっしゃったらご説明させて頂きます。
そんな問題を解決するためには、まず採血検査を行うことがはじめの第一歩になります。鼻水くしゃみ、鼻づまり。その原因が、何のアレルゲンに反応しているのかが分かります。
採血検査をすると何のアレルゲンにお子さんが反応しているのかがわかることができます。例えば、ハウスダストやダニもしくは季節性のスギとかヒノキの花粉、そういうのが原因になっていることが分かれば、原因に合わせた個別の対応ができます。原因に合わせた飲み薬や点鼻薬、目薬を使うことで対応ができますので、まず一番最初に行うのは採血検査になります。
なお、ハウスダストとダニに反応している病気の名前は通年性アレルギー性鼻炎といいます。分かりやすく言うと、1年を通じてアレルギー性鼻炎ということになります。つまり症状としては、くしゃみ、鼻水、鼻づまりになります。これは一年中薬を飲んでおいた方が望ましいですが、毎日は服用することはなかなか難しいと思いますので、症状があるときに服用するようにされてもいいかもしれません。
また別に花粉症というものがあります。通年性アレルギー性鼻炎は一年中。花粉症は季節に応じて症状が出るというものになり、数年性アレルギー性鼻炎と比較されます。花粉症の代表的なものがスギとヒノキの花粉になります。倉敷では2月3月4月に飛散をします。 特に2月の真ん中から飛び始めます。その時期に薬を使うというのが花粉症の主な治療になります。
このように、ハウスダストやダニによる通年生アレルギー性鼻炎とスギやヒノキによる花粉症が大きく二つに分けられます。そして、この二つはアレルギー学会の出版しているガイドラインにも記載されており、その二つで薬の使用方法が少し違うようにも記載されています。スギ、ヒノキ以外にも、カモガヤやヨモギなどの花粉も症状を引き起こしますが、日本で圧倒的に多いのがスギとヒノキになります。また、スギ、ヒノキの花粉症は日本唯一であり、他の外国でスギ、ヒノキの花粉症はありません。また、それぞれに免疫療法と言い、毎日スギやハウスダストのエキスを少量を舌下に服用し、スギやヒノキ、ハウスダストの免疫力を上げる治療法もあります。
まずは採血検査をしてもらいます。ただ、採血検査をあまりにも小さいお子さんに促すと、暴れておとなしくできなかったりするので、小山耳鼻科の方針としては(今後は変更する可能性はありますが)、小学校に上がっていない五歳以下のお子さんには指にスタンプを押して血をちょっと採取するような20分間でその場が分かる検査をして行く方針にしています。六歳以降のお子さんにはあの採血検査をして採血検査を行ない39項目食べ物アレルギーも含めた全部分かる網羅的な採血検査をして行く方針です。この採血検査に関しては一生に何回もする検査ではないので全部まとめてすることを小山耳鼻科でお勧めしています。料金は3割負担で約5000円が自己負担になりますが、倉敷市では中学生以下は医療費が無料なので、お母さんにとっても嬉しい安心できる取っ掛かりやすい検査だと思います。
また注意点として、指先だけで41項目測れるドロップスクリーンという検査がありますが、もし治療法の一つの舌下免疫療法を行いたい場合、舌下免疫療法の検査をするにあたっては正確な検査が必要になるので、ドロップスクリーンだけで舌下免疫療法というのを導入することはガイドライン上推奨されておりません。そのため、小山耳鼻科の方針としてドロップスクリーンの導入はしばらく見送りとしています。なので、もしお子さんが症状で辛そうにしていたり、ちょっと気になると少しでも思った場合は、費用もそこまでかからないので採血検査をされてみることをお勧めします。また、五歳までの指先の検査をしたけど、詳しく検査をしてみたいというお子さんも約40種類全部できる検査がありますので、やってみられることをお勧めします。 それをすることでいろんな検査項目がプラスになっていた場合、薬を使うことをお勧めすることになります。 なので治療のことに関してはまたお伝えしますが、14歳以下の限定期間になりますので、その限定された期間の間に一度検査することをお勧めします。
お子さんに「アレルギーの検査の採血してみたら?」「 採血してみなよ」と診察室の場面で突然採血を提案しても、お子さんはびっくりしてしまいますし震え上がります。そのため、なるべく「小山耳鼻科でアレルギーの検査をしてみたら?あの採血すぐ終わるし、自分が何のアレルギーなのか分かるからやってみようよ」と来院前にお子さんに採血をする提案をして、採血を頑張らせるように子供さんにそっと声をかけて採血に協力することを促してあげてください。採血自体はすぐに終わります。なのでお母さん、お父さんがお子さんに「採血しに行こうよ」「アレルギーの詳しい原因を調べてみようよ」と促してあげることをしてみてください。