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倉敷市にある耳鼻科・アレルギー科

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2024年 12月 3日

中耳炎の症状や原因とは?耳が痛い・聞こえづらい

中耳炎は、耳の痛みや聞こえづらさなど、日常生活に影響を及ぼす病気です。特に小さな子どもに多く発症しますが、大人も注意が必要です。この記事では、中耳炎がどのような病気なのか、中耳の構造や中耳炎の原因・症状について紹介します。

当院では、鼓膜切開の際に「レーザー治療」を導入しています。このレーザー治療を行える施設は倉敷でも数少なく、当院の特徴の一つとなっています。レーザーを使用することで、鼓膜切開の傷痕が非常にきれいになり、従来の方法よりも治癒が早いというメリットがあります。

この記事を書いている人
倉敷小山耳鼻科アレルギー科 副院長
小山 貴久(こやま たかひさ)
(資格)
・医学博士
・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 専門医
・日本アレルギー学会 専門医
・日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 補聴器 相談医

中耳ってどこ?

中耳(ちゅうじ)は、耳の中にある部分で、耳の鼓膜(こまく)の内側にある小さな空間です。この部分は、外の音を内側の耳に伝えるための「音の通り道」になっています。

中耳炎ってどんな病気?症状や原因とは?

中耳炎(ちゅうじえん)は、「中耳」が炎症を起こす病気です。特に子どもに多く見られますが、大人もかかることがあります。主な症状には、耳の痛みや耳がつまった感じ、発熱、耳だれ、音が聞こえづらくなる難聴、耳鳴りなどがあり、特に急性の場合には痛みが強くなることがあります。

原因は、風邪やインフルエンザに伴う細菌やウイルスの感染が多く、鼻や喉から中耳に感染が広がることで発症します。また、耳管がうまく機能せず空気が入らない状態や、アレルギーや鼻炎による炎症が引き金となることもあります。中耳炎は放置すると症状が悪化する場合があるため、早めの治療が大切です。

中耳と鼻の関係

中耳と鼻は密接に関係しており、その鍵を握るのが「耳管(じかん)」という構造です。この管は中耳と鼻の奥(咽頭)をつなぎ、空気の出入りを調整することで鼓膜が正常に振動できるようにする重要な役割を果たします。

鼻の状態が耳管に影響を与えるため、風邪やアレルギーで鼻の粘膜が腫れると耳管が詰まり、中耳に空気が入りにくくなります。その結果、炎症や感染が起こり、中耳炎を引き起こします。また、鼻や喉に細菌やウイルスが繁殖した場合、それが耳管を通じて中耳に感染が広がることもあります。風邪をひいた際に耳がつまったり痛くなったりするのは、このように耳管の働きが妨げられているからです。

中耳炎の種類

急性中耳炎は、風邪などで鼻や喉から細菌やウイルスが中耳に感染して起こる中耳炎です。耳の痛みや発熱、耳だれが主な症状で、抗生物質や処置が必要になることがあります。滲出性中耳炎は、中耳に液体がたまり、耳の詰まり感や難聴が起こるタイプで、痛みは少なく、自然に治ることもありますが、場合によっては治療が必要になることもあります。

慢性中耳炎は、炎症が長く続く状態で、耳だれや難聴が特徴です。鼓膜に穴が開いていることが多く、急性中耳炎が適切に治らなかった場合に起こります。真珠腫性中耳炎は、中耳に異常な皮膚が増える重い中耳炎で、骨を侵食することもあります。このタイプでは難聴や耳だれが続き、手術が必要になることがあります。

中耳炎は自然に治る?放置すると?

中耳炎は、特に軽度の滲出性中耳炎や急性中耳炎の場合、自然に治ることもあります。特に軽い場合は、体の免疫力が感染と戦い、時間とともに回復することがあります。しかし、症状を放置すると痛みや発熱が続くだけでなく、聴力低下や鼓膜の損傷、さらには感染が周囲の骨や脳に広がるなどの深刻な合併症を引き起こす可能性があります。そのため、中耳炎の症状が現れた場合は、早めに医師の診察を受けることが重要です。

中耳炎は人にうつる?

中耳炎そのものは、直接的に人から人へうつる病気ではありません。しかし、中耳炎の原因となる細菌やウイルスは、咳やくしゃみを通じて他の人に感染することがあります。これらの病原体が上気道感染症(風邪やインフルエンザなど)を引き起こし、その結果、耳管を通じて中耳に影響を及ぼし、中耳炎を発症することがあります。

また、耳だれ(耳からの分泌物)にも細菌やウイルスが含まれており、触れることで他の人に感染が広がる可能性があります。そのため、手洗いや咳エチケットを徹底し、耳だれがある場合は、耳を清潔に保つことが重要です。

中耳炎は予防できる?

中耳炎を完全に防ぐことは難しいですが、予防することで発症リスクを大幅に減らすことが可能です。特に小さなお子さんがいる場合、日常生活でのケアが重要です。

中耳炎の予防には、予防接種を受けることや、手洗いを徹底することが効果的です。受動喫煙を避け、家庭内での禁煙を心がけましょう。母乳育児は赤ちゃんの免疫力を高め、中耳炎のリスクを減らします。風邪をひいたときは、鼻水を適切に処理し、耳管の通気を良くすることで中耳炎の発症を防ぐことができます。

中耳炎の治療方法

当院では、鼓膜切開の際にレーザー治療を導入しています。このレーザー治療を行える施設は倉敷でも数少なく、当院の特徴の一つとなっています。レーザーを使用することで、鼓膜切開の傷痕が非常にきれいになり、従来の方法よりも治癒が早いというメリットがあります。

大人でも中耳炎になる?

中耳炎は子供に多く見られますが、大人でも発症する可能性があります。大人の中耳炎は、上気道感染症、アレルギー、耳管の機能不全、または水泳や飛行機の離着陸時の気圧変化などが原因で起こることがあります。中耳炎が疑われる場合は、早めに耳鼻咽喉科の医師に相談し、適切な診断と治療を受けることが重要です。

耳が痛い?聞こえづらい?

耳に痛みや聞こえづらさ、または何らかの違和感を感じたら、放置せずに専門の医師に相談することが大切です。これらの症状は、中耳炎や外耳炎、難聴などの耳の疾患の初期サインである可能性があります。

早期に診察を受けることで、症状の悪化を防ぎ、適切な治療を受けることができます。耳の痛みや聞こえにくさなどの症状が現れた場合は、早めに耳鼻咽喉科を受診して適切な診断と治療を受けることをおすすめします。

倉敷市で耳鼻科・アレルギー科をお探しでしたら「倉敷 小山耳鼻科・アレルギー科」にご相談ください。



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